コロンビアの新右派大統領アベラルド・デ・ラ・エスプリエージャ氏は、麻薬関連の容疑で米国が指名手配している反政府武装組織のメンバー5人の引き渡しを承認した。この動きは、反政府武装組織や犯罪組織を交渉のテーブルに着かせることで数十年にわたる暴力を終わらせようとした左派の前任者グスタボ・ペトロ氏の路線からの転換を示す。デ・ラ・エスプリエージャ氏はXに「初日から明らかだった。平和は犯罪者の避難所にも免責の仕組みにもなれない」と書き込んだ。 ペトロ氏の計画の批判者らは、武装組織との交渉の試みが失敗したと指摘する。違法組織のメンバーは停戦を繰り返し破り、協議から離脱した。引き渡し対象の5人は、2016年に政府と和平協定を結んだ左派反政府組織「コロンビア革命軍(Farc)」の反体制派と、コロンビア最大の麻薬密売カルテルとされる「ガルフ・クラン」のメンバーだ。