トルコのエルズィンジャン県ウズュムリ地区にある樹齢200年のブドウ園で、地理的表示登録されたチミン種のブドウの収穫期が始まった。独特の香りと酸味、低糖度で知られる黒色の種なし生食用ブドウは、国内市場だけでなくヨーロッパや中東からも需要がある。約1万デカールのブドウ園を有するウズュムリ地区では、年間平均6,000トンのチミン種ブドウを生産しており、国内消費に加えてヨーロッパや中東諸国からの需要もあり、地域経済に大きく貢献している。約2世紀にわたり存在するウズュムリのブドウ園は、チミン種ブドウ生産の重要な中心地の一つである。地区で代々受け継がれてきたブドウ栽培文化は、伝統的な生産方法によって今日も守られている。この地域特有の気候と土壌構造により、チミン種ブドウは薄い皮と独特の香り、酸味で他の品種と一線を画している。収穫期を前に生産者のブドウ園での準備が加速しており、豊作が期待されている。チミン種ブドウは生産者にとって重要な収入源の一つであり続け、この地域の農業的・文化的価値として食卓に届けられている。