テクノロジー
AIサーバー価格、NVIDIAが15%以上値上げへ メモリー高騰が背景

NVIDIAはAIサーバーの価格を15%以上引き上げる準備を進めており、主要顧客の一部に値上げの予定を伝えている。この値上げは、2027年初頭に出荷予定のGrace BlackwellおよびVera Rubinシステムに影響すると見込まれる。値上げ幅は、チップの世代とメモリー構成によって異なる。 Microsoft、Google、Oracleなどの大手データセンター事業者向けにサーバーを製造する企業も、顧客にコスト増を通知している。値上げの主な要因は、AIシステムに使用されるメモリー価格の高騰だ。DRAM市場の供給制約により、今年のメモリー契約価格は記録的な上昇を記録している。アナリストは、2026年第2四半期の従来型DRAM契約価格が前期比58〜63%上昇し、第1四半期の90〜95%上昇に続くと予想していた。メモリーメーカーが生産能力の多くをHBMとサーバー用メモリーに振り向けたため、従来型DRAMの供給はさらに逼迫している。その結果、DDR5などの消費者向けメモリーの価格は昨年末から2倍以上に上昇した。 AIシステムは膨大なメモリーを必要とするため、NVIDIAにとって値上げの影響はより顕著だ。同社のRubin GPUは1パッケージあたり最大288GBのHBM4メモリーをサポートし、NVL72ラックスケールシステムは72基のRubin GPUを組み合わせ、GPUだけで合計20TB以上のHBMメモリーを搭載する。システム内のVera CPUに接続されたLPDDRメモリーを加えると、総メモリー容量はさらに大きくなる。HBMの生産には、同等容量の従来型DRAM生産の約4倍のウェハー面積が必要で、メモリーはAIサーバーにおける最大のコスト構成要素の一つとなっている。数百万ドルで販売されるラックスケールシステムの15%の値上げは、ラックあたり数十万ドルの追加コストを意味する可能性がある。数千ラックを使用する大規模なデータセンター投資では、総差額が数百万ドルに達する可能性がある。
出典: Donanımhaber
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