スペイン政府は、7月30日にセウタへ不法入国した移民全員を送還する戦略に失敗した。モロッコへの懐柔努力にもかかわらず、約6500人が自治都市内を管理されずに徘徊していると、エル・ムンド紙が報じた。同市史上最悪の移民流入から3週間が経過した今も、ペドロ・サンチェス政権は長期化が見込まれるこのプロセスに対処するための方策を模索している。国境管理に関する好意的な言葉で隣国を喜ばせるという戦術は成果を上げておらず、集団入国から22日が経過した今も解決策を探し続けている。 わずか2週間の間に、政府は入国した移民全員(未成年者を含む)を送還すると保証する立場から、ビーチに野営していた人々を再収容するためにセウタにテントを設置する方針へと転換した。今会期で政府がモロッコを信頼して痛い目に遭うのはこれで2度目だ。西サハラ問題での立場転換、すなわちラバトの自治案を承認したことで効果的な国境管理が保証されると期待していたが、この殺到によりそのような防壁は存在しないことが確認された。