フランスの首相セバスティアン・ルコルヌ氏は大統領選への出馬を断念した印象を与えているが、周辺は次期予算を議会で通過させられれば、依然として代替候補として浮上する可能性を排除していない。先週土曜日のインタビューでルコルヌ氏は「私は大統領選の候補者ではない」と述べ、2027年への野心を明確にしようとした。しかし、首相はタレーランの言葉を無視するにはあまりに熟練した政治手腕の持ち主だ。「信じられることが真実よりも重要になる」。特に、ルコルヌ氏はこれまで自身の政治的将来について、未来形ではなく現在形を使って言葉遊びをしてきた経緯がある。フランソワ・バイルーの後継者として首相になるための運動をしていないと主張したことを忘れた者はほとんどいない。マティニョン公邸への到着条件が静かに整えられるわずか1年前のことだ。また、昨年10月の辞任直後にフランス2のニュース番組「20 heures」のインタビューで、首相の職を「追いかけていない」と述べ、「私の使命は終わった」と付け加えたことも誰も忘れていない。